《我慢する心》

 今の日本は、物があふれている、豊かにもちあふれている。何でも買い与えている、のべつまくなしに子供の欲望を満たしてやる。
 失敗してもなにくそと立ち上る根性も教えない。こういうものを教えないが、人間として、社会に出てから問われるのは、こういうことなのです。
 にんげんの知識なんて、たかが知れたものです。五十歩百歩です。人間はチョボチョボ、お互いたかが知れてる。
 そういうことよりも思いやりの心。おたがいに助け合う心が大切なのです。
 そして、情・意を知性でコントロールできることです。人間はほとんどその人格形成が六歳迄に決まってしまい、十歳には、固定しています。なのに現状では、肝心の時に放ったらかしています。
 今や日本は経済、経済、金儲けのことばかりです。経済至上主義に陥っています。
 どうか一つ、知・情・意のバランスのとれた人間、教育とは何ぞや、まず人間の心をどう育てるかということをしっかりと考えてもらいたい。でなければ、子供たちは年々心が病んでゆきますね。


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