2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

《本田宗一郎さんの話》

世界のホンダをつくられた、本田技研の本田宗一郎さんが、福岡に来られた時御本人から直接聞いた話でございますが、本田さんは、勉強が大きらいで有名な悪ガキだったそうです。 ふだん、肩で風をきって威張っているガキ大将の本田さんが、一年に三日だけゆう…

《欠陥人間はいない》

教育とは、自身を持たせることを申します。劣等感を植えつけることではない。では自信を持たせるにはどうしたらいよいかと言いますと、実現可能な目標を与えることです。 勉強しなさい、頑張りなさいばかり言っても意味がない。どこまでやっていいかキリがな…

『母性愛』

福岡の婦人学級で、母子は一体でなければならない。せめて満1歳まではべったりと母との関係を作ってほしい。できれば3歳までは側に居てやって下さい。もっと、できるなら6歳までは母が側にいてやって下さいと、口をきわめて発達心理学の立場から詳しくお…

『はじめに』

はじめてお目にかかりますが、福岡からやって参りました船木英示と申します。 ふだんは経営コンサルタントを仕事としております私が、どうして教育について話をするようになったかと申しますと、約20年程前、長崎の新聞に「現代の親子の在り方」について連載…

第1章 『おふくろ』

日本の古い大和ことばに、「たらちね」(垂乳根)という親にかかる枕詞があります。 戦後は一家庭の子供の数は少なくなり1.5人ですが、戦前は平均5.7人でした。 日本の昔の母親は何人もの子供を生み、ミルクなどございませんから、すべて母乳で育てました…

転記掲載について-1

この度、数多くの方々のご協力を頂いて『子の心親知らず』の転記掲載をブログ内にてご紹介します。 現代社会において子どもたちの教育現場は様々な所で多くの問題を抱え、日々目を覆いたくなるような事件事故が起きています。 特に昨今は『いじめ』や『自殺…

転記掲載について-2

『子の心親知らず』(著者紹介)船木 英示(ふなき えいじ) 1923年(大正12年)長崎生まれ。 昭和18年(旧制)福岡高商卒業と同時に、大刀洗陸軍飛行学校入隊。隼戦闘隊のパイロットとして従軍。九死に一生を得て生還。 戦後、中小企業数社の役員を経て、昭…