転記掲載について-1

 この度、数多くの方々のご協力を頂いて『子の心親知らず』の転記掲載をブログ内にてご紹介します。
現代社会において子どもたちの教育現場は様々な所で多くの問題を抱え、日々目を覆いたくなるような事件事故が起きています。
特に昨今は『いじめ』や『自殺』のニュースが後を絶ちません。このような時代にこそ今一度『子育て』や『人間形成』において、きちんと向かい合いしっかりと考えていく場が必要ではないか?と常々感じておりました。
 そこで、何か羅針盤的なものがあればそれを基にいろんな方と意見を交わしながら考察していけるのではと考えましたところ、身近に私の伯父が以前自費出版でしたためた2冊の小冊子があったことを思い出し、伯父本人に了承を得、今回の掲載にいたりました。
この2冊の小冊子は、伯父が昭和52~53年頃から、主として九州、四国地方の全域で、『子の心、親知らず』シリーズとして講演してきた内容をまとめたものです。第一刷発行は、1993年(平成5年)11月なので、今から13年ほど前に執筆されたものです。
従って、(はじめに)と(あとがき)の現在時は平成5年、第1章〜第3章の中の現在時は昭和52〜53年での、それぞれの時代計算でお考えください。
 私は今年48歳になります。我々、現代の子を持つ親たちが、子ども時代を過ごしてきたのがちょうど昭和40年〜50年代でありました。そういう観点から、まさに自分自身の子ども時代の『子の心』を思い出しながら、お読みいただければと思います。
もちろん子を持つ親以外の方も、老若男女・教育関係者などを問わず、1人でも多くの方のお目に触れ、ご意見ご感想を賜わり、『人間学』についての意見交換の場となることが出来れば、嬉しく思います。

この作品の構成は第1章が9テーマ、第2章が17テーマ、第3章が9テーマからなっています。読んでいただくにあたり、あらかじめ何点かお伝えさせていただくこととお願いがございます。

?基本的には毎日、一章の1テーマごとのご紹介とします。
?著者の表現力を損ねないように、作品に書かれているそのままの言葉を転記します。
?この作品が書かれた時代背景は、昭和52年〜53年頃であるため、一部現代にはそぐわない内容だと感じる読者もいらっしゃるかも知れません。
?私の転記に関しては校正をかけませんので、誤字脱字はご遠慮なくご指摘いただきたいと存じます。
?読者の皆様の忌憚のないご意見ご感想を是非いただきたいと存じます。

以上、5点をご理解ご了承いただいたうえでお読みいただければ幸甚でございます。