《実現可能な目標を与えよう》

不登校にもいろいろある。悪さグループで、悪さをするためにサボル。
 これは登校拒否とはいえない、行きたくてもいけない子がいる。必死の思いで自分と戦って、やっとの思いで学校へ行く。こういう子を誉めて励ましてやる。“アンタ、行きたくない学校によく行ってるネ。”とほめてやる。“エライ”“偉いネー。”
 プラス情報を与える。
 ここまでならあんたも出来ると実現可能な目標を与える。
 一学期にビリだった、二学期は、しっかり頑張って一番になりなさい。ビリから急にクラスで一番になれといってもムリです。本人はガックリします。算数六十点とってごらん、という。ガンバレガンバレではなく、きっとできる。目標達成の喜びを実現させてやる。
 プラス情報、やれば出来る。と心からほめてやる。よくやったネ。やれば出来る。ほめてやる。ほめられることによって自信を回復する。けなすことによっては生まれない。
 この調子、八十点だよと励ます。これを教育という。
 教育とは自信を持たすこと、百点満点を基準に考えず0点を基準に考えるの。
 二十点よくとった!この前、0点だったのにこの二十点たいしたもんだ。
 ダメではなく、二十点とったら三十点だよ。
 “三十点とったよ。”
 “たいした人ネ。”“ヤレバできるじゃない。”
 0点を基準に考えて下さい。 
 徐々に目標をあげていけばよいのです。
 ほめられればうれしい。かならず信頼に応えるのが人間。子供も大人も同じです。けなされたらやる気をなくすのは当り前。我が子を見る目を変えて下さい。
 すごい可能性を秘めているのですから信じて下さい。
 皆んな子供のことに関しては、勘違いしています。