《子は親の鏡》
教育というものは、英語のエディケイト、エデイケイション。「教育」という言葉の本来のラテン語は引き出すという意味です。何をひき出すか。本人も気づいていない可能性をひき出す。潜在能力を引き出すいとなみを教育という。
大哲学者ソクラテス、そのソクラテスは自分の教育のことを産婆術と名付けています。
産婆術―若者達と対話しながら産婆術といった。母体の中から赤ちゃんをひき出す。対話しながら、その中に潜んでいる可能性を引き出してやる術のことです。
日本のやっているのは、つめ込み教育でテストの答えをつめ込む、答え方をつめ込む、答え方のみなのです。
疑問の点を学ぶのが学問です。答え方のみは学答です。引き出すのではなくつめ込み。狂ってしまっている。物事の本質がまちがっている。
本人の中にある才能を鵜の目鷹の目で探して、ほめてやる。一週間ほめてやってごらんなさい。明日から子供は変ります。
子は親の鏡といいます。
ねぼけ眼こすりながら、鏡を見ると、ロクな顔をしていないでしょう。こっちがきれいになると鏡もキレイになるでしょ。映す鏡ですから、こっちがきれいにならないで、子供だけに要求しても無理。子は親の鏡。
子供に変わってほしいなら、こっちが変わればよいのです。
人間関係全部そうです。
態度をかえればよいのです。相手を変えようよ思ったら、鵜の目鷹の目で良い所を探し
”アンタこんなイイ所があるよ。”というのです。感心してしまうと相手は変わります。
”この頃オフクロ変化したナア。”って。
お母ちゃん、お母ちゃんて何んでも言うようになります。
”ダメネー”というからいわなくなります。
親がまず態度をかえることです。子は親の鏡ですから。
賞めてその上にプラス情報を与えて下さい。アンタはいい子だとフロイドの母のように言いつづけてみて下さい。
かならず立派な人になります。
職場の人材育成、後継者の育成、皆んなこの原理を理解して下さい。次にひとつの例を挙げます。