《可能性の実現化》

 吉田茂主相は、マッカーサー元帥と話し合って、毅然として日米の講和条約をした信念のある政治家です。
 彼が、六十六歳になってからフランスの新聞ル・モンドの新聞を見てフランス語の勉強を始めた。八十九歳で亡くなる時は、フランス語がペラペラだったそうです。
 人間死ぬまでするのが学問で、その歴史が学歴です。
 学校は勉強の仕方を習うところであって、本当の勉強は学校をでてから始まる。死ぬまでつづくのが学歴です。
 徳富蘇峰国木田独歩松本清張、全て、学校歴はありませんが学歴は抜群です。
 M製作所社長は「本人は秘めている可能性は彼も私も一緒なのだ。人間の可能性をいかに引き出すかが、経営者の持つ責任である。」と言っています。
 人と金と物(マン、マネー、マテリアル、三M)といいますが、M製作所は人間が主体の会社でありますので、はりきれば、利益が上がります。すなわち利益を上げるにはまず人間を育てることなのです。
 福沢諭吉の女婿福沢桃介さん、水力発電の鬼といわれた人が、
「事業家は、財産を残しえない人は一人前といえない。」
「財産を残した人よりも偉いのは、立派な事業を残した人だ。」
 立派な事業を残すとは、例えば、水力発電所の第一号機は、福沢桃介が初めて作った。
その木曽川発電所は今だに動き、中部地方に電力を供給しつづけています。
 発電所は福沢桃介が死んだ後も社会のために貢献している。その福沢桃介さんが、
 「経営者のうちもっともえらいのは、立派な人材を育てた人だ」という言葉を残しています。
 利益第一主義は、ダメです。
 各人に生き甲斐や、喜びをもたせ、おれは、出来るんだとやる気を持たせる経営者が一番です。
 やる気を持たせた後みごとな発明集団を作ること。
 M製作所がまさにその実例です。
 人間は、限りない可能性を持っています。
 その生きた一つの例についてお話したいと思います。


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